住職継職奉告法要

9月23日(木)妙善寺第十八世住職、釋一晴より第十九世住職、釋賢史への住職継職を妙善寺本尊の阿弥陀さまに奉告する法要を、門徒一同、有縁の方々のご臨席の中、滞りなく厳修されましたことをご報告いたします。
新住職としての重責をかみしめて、決意を新たにお念仏相続の日々を過ごしてまいります。
これからも、これまで同様変わらぬご支援ご協力の程、どうぞよろしくお願いいたします。

住職継職奉告法要 表白

 敬って 大慈大悲の阿弥陀如来の御前に申し上げます
 本日ここに 浄土真宗の末学 釋賢史 当 宝林山 妙善寺 第十九世住職の継職奉告法要をお勤めするにあたり 恭しく仏前を荘厳し 懇ろに 正信念仏偈を読誦して 当山門信徒をはじめ 有縁の皆様の臨席のもとに 仏祖の御前に 住職継職の決意を申し述べます
 思えば 阿弥陀如来は 流転の凡夫を憐れみ 本願の名号を成就して「ただちに来たれ」と喚び給い 釈迦如来は「大無量寿経」を説いて すべての人に 本願の大道を お勧めになりました 
 七高僧は 三国にあらわれて 仏意を顕彰し 宗祖親鸞聖人は 仏祖のみ心を受け継いで 本願力回向の法義を明らかにして 浄土真宗を顕示されました
 顧みますれば 西暦一四四三年(嘉吉三年)当山に 浄土真宗の法灯が掲げられてより 五百八十年の間 歴代住職は 宗祖親鸞聖人の教えを仰いで 怠ることなく 御法の弘通に専念し 門徒同行もよく 住職の心を汲み ともに協力して ご法義の相続と繁昌に務めてきました 
 中でも 十七世 先々代住職 釋賢仁は 長く本山の宗会議員の重責を務め 宗門の発展に寄与しました また 地域においては教育長を務めるなど 広くその才覚を発揮し その貢献は 多大でありました
 続く 十八世 先代住職 釋一晴は 地域貢献のみならず 浄土真宗のみ教えを広く世に伝えるという 僧侶の本分である布教伝道を大切にし 新たな門徒同行を多く迎え入れ 当山は聞法の道場として いよいよ発展し 念佛の声は近隣に満ちるほどになりました
 私 釋賢史は 甚だ浅学非才にして その力は十分ではありませんが 歴代住職や それを支えていただいた門徒同行の思いに触れ この度 当山 妙善寺の 法灯を継承する決意をあらたにいたしました 
 しかし 私が 今生に生を受けこれまで 多くの愛情や慈しみの心をもって お育ていただいた門徒同行もおひとり またおひとりと浄土往生の素懐をとげられております そのさみしさや悲しみは募るばかりですが 阿弥陀如来は また会える世界として お浄土をお仕立ていただいております 合わせる手のうちに 亡き人をお訪ねし 報恩感謝の日々を過ごしてまいります
 そして 今後は 歴代住職の足跡をたどり 門徒同行のご助力を得て 御法の灯を絶やさぬように ひたすら努め 仏祖の加護を仰ぎつつ 自信教人信の 歩みを重ねることを 謹んで申し上げます

令和三年九月二十三日

宝林山 妙善寺 第十九世住職 釋賢史 謹白

先代住職の焼香
功労者の皆様、現総代役員の皆様と

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名 称 妙善寺
宗 派 浄土真宗本願寺派
住 所 〒841-0051
佐賀県鳥栖市元町1073
電話番号 0942-82-2816
FAX 0942-82-9669
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